作り手の現場から生まれる、こんにゃくの新しいかたち

今回お邪魔したのは、山口県周南市高瀬地区にある和田農産物加工所。
刺身で食べられるほど高品質と評判の高瀬こんにゃくを、姉妹で製造されている廣瀬明子さん・属朋美さんにお話を伺いました。
作り方は秘密。でも、場所と人は全部見せる

高瀬こんにゃくが作られているのは、澄んだ水と空気に恵まれた高瀬峡のすぐそば。
詳しい製法は企業秘密。
けれど、この場所に立つと分かります。
水の冷たさ、空気の澄み方、
季節によって変わる湿度や気温。
「この環境がないと、この食感にはならない」
そう語るお二人の言葉どおり、
高瀬こんにゃくは“場所が味を作る”食材です。
和田農産物加工所では、姉妹お二人が日々製造の現場に立っています。
仕込み、下準備、製造、後片付け。
分業ではなく、二人で回す現場。
「一人では続けられなかったと思う」
「二人だから、回る」
その言葉に、家族経営ではなく**“姉妹で現役の作り手”**という
強さを感じました。

節分にこそ食べたい、こんにゃく料理
節分は「鬼退治」の日であると同時に、体を整える節目の日。
昔からこんにゃくは、そんな日に食べられてきた食材です。
こんにゃくステーキ
高瀬こんにゃくは中にエアーが含まれているため、隠し包丁は不要。
焼肉のタレで焼き、仕上げにバター・ブラックペッパー・レモン。しっかり味が入り、メイン料理として成立する一皿になります。

結構辛い。七味こんにゃくの甘辛煮
もう一品は、七味入りこんにゃく。
こちらはエアーが少ないタイプなので、包丁ではなく手でちぎって使用。
甘辛く煮ると、後からしっかり辛さがくる“大人のこんにゃく”。
「結構辛いですよ」
その一言が、そのままの正直な魅力です。
作り手は、家でどう使っている?
後半では、
**「作っている人が、実際にどう食べているか」**を
教えていただきました。
高瀬こんにゃくそぼろ
細かく刻んで乾煎りし、醤油・砂糖・みりんで味付け。
ごはんにのせたり、おにぎりの具にしたり。お肉の代わりにもなる、
作り手直伝の常備菜です。

角切りカラフルカルパッチョ
刺身で食べられる高瀬こんにゃくならではの一品。
角切りにして、色のある野菜と合わせ、オリーブオイルと塩だけ。
切るだけで完成する、こんにゃくが主役の前菜です。

刺身で食べる、という原点
高瀬こんにゃくの基本は、やはり刺身。
特におすすめは芋こんにゃくを刺身醤油で。
プレーン、のり、ゆず。それぞれを刺身で食べ比べると、味と食感の違いがはっきり分かります。
これからの高瀬こんにゃく
「作り手の食べ方を、もっと伝えたい」
そう語るお二人。
これからは、高瀬味噌との組み合わせなど、地域の味を一緒に伝える挑戦も考えているそうです。
高瀬こんにゃくはどこで買える?
高瀬こんにゃくは
JA周南などで購入できます。
まずは刺身で。
次は、そぼろやカルパッチョで。
こんにゃくのイメージが、きっと変わるはずです。
番組情報
お料理トークバラエティ番組「ズッキーニ」
野菜ソムリエ上級プロ・マッキーが、

作り手と一緒に“食の背景”を伝える番組です。

